外壁塗装の耐用年数は?塗料別の違いや費用目安を解説
築年数が経つと、気になるのが家の外壁の状態ですよね。
いつまでも美しく、快適に住み続けたいと思うのは、自然な気持ちです。
しかし、外壁塗装の耐用年数や適切な時期、費用など、わからないことだらけで、戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、町田市周辺にお住まいの方に向けて、外壁塗装の耐用年数に関する基礎知識から、塗料の種類別の特徴について解説します。
目次
外壁塗装の耐用年数は?
外壁塗装の耐用年数は、塗料の種類によって大きく異なります。
使用する塗料によって、耐久性や美観、価格も大きく変わってくるため、それぞれの塗料の特徴を理解することが大切です。
1: ウレタン塗料
ウレタン塗料は、伸縮性に優れ、光沢のある塗膜を形成するのが特徴です。
耐用年数は8〜10年と、比較的短めですが、価格が手頃なため、コストパフォーマンスの高い塗料として人気があります。
2: シリコン塗料
シリコン塗料は、ウレタン塗料よりも耐用年数が長く、価格も比較的リーズナブルです。
耐用年数は10〜15年で、コストパフォーマンスに優れているため、最も人気のある塗料です。
3: ラジカル塗料
ラジカル塗料は、近年開発された新しいタイプの塗料で、耐久性と価格のバランスが優れています。
耐用年数は14〜16年で、シリコン塗料よりもさらに長く、コストパフォーマンスも高い点が魅力です。
4: フッ素塗料
フッ素塗料は、耐用年数が非常に長く、メンテナンスの手間が少なく済む塗料です。
耐用年数は15〜20年と、他の塗料に比べて圧倒的に長いため、長期的なコスト削減につながります。
ただし、価格が高いため、予算に合わせて検討する必要があります。
5: 無機塗料
無機塗料は、シリコンやフッ素塗料に無機質な材料を混ぜることで、さらに耐久性を高めた塗料です。
耐用年数は5〜25年と幅広く、使用する材料によって大きく異なります。
高耐久性と美観を両立できる塗料ですが、価格も高めです。
外壁塗装の耐用年数が過ぎたら?
外壁塗装の耐用年数が過ぎると、塗り替えだけでなく、シーリング補修や外壁材の交換が必要となる場合があります。
1: 塗り替え
外壁塗装の耐用年数が過ぎた場合、最も一般的な工事が塗り替えです。
外壁材の寿命が残っている場合は、塗り替えによって美観を回復させ、さらに耐久性を高められます。
塗り替えが必要な劣化症状としては、チョーキング、ひび割れ、ふくれ、剥がれなどがあります。
2: シーリング補修
外壁材と外壁材の隙間を埋めるシーリング材は、紫外線や雨風によって劣化していきます。
シーリング部の劣化が進行すると、雨漏りや隙間風などの原因となるため、定期的な補修が必要です。
シーリング補修が必要な劣化症状としては、シーリング部の割れや剥がれなどがあります。
3: 外壁材の交換
外壁材の寿命が尽きたり、破損が激しい場合は、外壁材の交換が必要となります。
外壁材の交換には、既存の外壁材を取り外して新しい外壁材を取り付ける「張り替え」と、既存の外壁材の上に新しい外壁材を重ねて貼る「カバー工法」があります。
外壁材の交換が必要な劣化症状としては、外壁材の破損、ひび割れ、腐食などがあります。
まとめ
外壁塗装の耐用年数は塗料の種類によって大きく異なり、塗り替えだけでなく、シーリング補修や外壁材の交換など、様々なメンテナンスが必要となる場合があります。
それぞれの工事が必要となる状況や費用目安を理解することで、適切なメンテナンスを行い、家を長く美しく保てます。